序章
第 1 部 小説と科学言説
第 1 章 エレン・グラスゴーとダーウィニズム
―『ヴァージニア』を中心に
第 2 章 不幸な結婚は遺伝するのか?
―『人生とガブリエラ』より
第 3 章 観察と想像力を用いた身体表現
―『この世の中で』における社会神話をめぐって
第 2 部 『不毛の大地』再考
第 4 章 女たちの狂気は遺伝か、環境か
第 5 章 〈ニュー・ウーマン〉へと進化する農園主夫人像
第 6 章 心象風景としての植物描写
第 3 部 南部の内側からの抵抗
第 7 章 アメリカ南部白人女性像の変化
―グラスゴーとリチャード・ライトの対照的アプローチから
第 8 章 グラスゴーの戦略的シスターフッド
―アレン・テイトと H. L.メンケンとの書簡から
第 9 章 サラ・ハートの自分ひとりの文学
終章
註
あとがき
参考文献