研究書 monograph

オックスフォードと英文学

臼井 雅美[編]

著者
オックスフォードと英文学
規格
46判/236頁/定価3,740円(本体3,400円+税)
ISBN
978-4-269-73053-3
ジャンル
レベル
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文学の町・オックスフォードの魅力を探る! オックスフォード大学を中心に広がる町は、文学の宝庫だった。多くの詩人や作家を輩出し、出版・印刷の歴史を持つこの地が、文学にどう影響を与えてきたのか。本書は、オックスフォードが生んだ作家たちに光を当て、文学と社会の関係性を明らかにする。さらに、時代とともに変容するオックスフォードの文学的営みを多角的に分析し、その本質に迫る。

書籍内容 Contents

第一章 オックスフォード運動とサラ・コウルリッジ

    ――英国ファンタジー小説の源流を探る..................金津 和美

第二章 〈お伽噺〉の時代のアリス物語

    ――日本初期の『アリス』翻訳と明治の児童文学..................屋木 瑞穂

第三章 日陰者が目指した「光の都」

    ――トマス・ハーディ『日陰者ジュード』とオックスフォード............金谷 益道

第四章 オックスフォードからの旅

    ――『ブライズヘッドふたたび』における疎外と召命..................有為楠 香

第五章 インクリングズのオックスフォード

    ――英国ファンタジーが生まれた場所.................. 野田 ゆり子

第六章 女性推理作家たちの夢の跡

    ――ドロシー・L・セイヤーズとジル・ペイトン・ウォルシュ............臼井 雅美

第七章 『鐘』から読むアイリス・マードックの「愛」の哲学........................高橋 路子