アリス・ジェイムズの日記
- 著者
- アリス・ジェイムズ 著 / 舟阪洋子・中川優子 訳
- 規格
- 46判/408頁/定価(本体3,600円+税)
- ISBN
- 978-4-269-82046-3
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- 他
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アリス・ジェイムズの生の軌跡
哲学者ウィリアム・ジェイムズ、小説家ヘンリー・ジェイムズを生み出したジェイムズ家の娘アリス・ジェイムズ。
故国を離れ、死と対峙しつつ書き綴った『日記』の翻訳なる。
時には過去を振り返って反芻し、時にはイギリス社会に厳しい批判の目を向け、時には「死」について思いをめぐらす。その考察は多岐にわたり、ジェイムズ家の内情も垣間見え、ヘンリージェイムズ研究者にとっても興味深く魅力的な資料となるであろう。
十九世紀末、女性はどう生きればよかったか。
「よりよいやり方は中間色に身をつつみ、波静かな水辺を歩き、魂を沈黙させておくことだと骨の髄まで染み込ませた」ー『日記』(1890年2月21日)より。
アリス・ジェイムズは、まだ十四歳か十五歳で、こう思い定めた。
書籍内容 Contents
レミントン 1889年〜1890年
サウスケンジントン 1890年〜1891年
ケンジントン 1891年〜1892年
原注・訳注
解説ージェイムズ家のアリスと彼女の日記
訳者あとがき 他