研究書 monograph

文学と戦争 英米文学の視点から

著者
文学と評論社 編
文学と戦争 英米文学の視点から
規格
A5判/240頁/定価(本体3,200円+税)
ISBN
978-4-269-75031-9
ジャンル
レベル
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書籍内容 Contents

まえがき 村田辰夫

1 十八世紀以前

中世の「戦う人」 ーチョーサーの「騎士の話」よりー
石野はるみ

戦争の抑止力となるユーモア感覚 ーシェイクスピアに学ぶー
須賀昭代

シェイクスピアの軍隊
上村幸弘

火薬陰謀事件とシェイクスピア ー『マクベス』を中心としてー
鈴木豊子

2 十九世紀

『無秩序の仮面』の背景
上野和廣

「人生の凱旋」の過ぎ行く幻影 ーシェリーのナポレオン観の変遷に見られる歴史主義的視点ー
白石治恵

アフリカで死ぬということ ー十九世紀英国詩人レティシア・ランドンの物語ー
滝口智子

百年戦争と悲恋のバラッド ーモリスの「雨の積み藁」ー
田邊久美子

ディキンスンの内面描写としての戦争のイメージ ー兵士への思いを探ってー
濱田佐保子

3 二十世紀以降

末裔の戦争体験 ー『マイケル・ジェイムズの冒険』と太平洋戦争ー
水野尚之

バーナード・ジョーの『ジョンブルの別の島』と『オフラハティV.C.』におけるアイルランド問題 ーアイルランドの虚実ー
須田久美子

「斜塔」の中のアウトサイダー ーヴァージニア・ウルフのみた大戦前後の文学史ー
市川 緑

C・S・ルイスの『囚われの魂』と戦争体験
川崎加代子

ロバート・ペン・ウォレンの南北戦争物語『ウィルダネス』における自由と自然
松岡信哉

冷戦と家庭 ー『草の堅琴』の樹の上の家と死者の声ー
石本哲子

あとがき 須賀昭代

索引