まえがき 高島まり子
第一部 長編作品論
第一章 革命を呼び込む移民の行方 <竹内勝徳>
第二章 『緋文字』のゴシシズム <村田希巳子>
第三章 もう一つのファミリー・ロマンス <城戸光世>
第四章 『ブライズデイル・ロマンス』における改革運動 <稲富百合子>
第五章 ケニヨンのノン・フィニートとホーソーンの詩的美意識 <向井久美子>
第二部 短編及びその他の作品論
第一章 主人公の成長と<影>との関わり <高島まり子>
第二章 家庭の中の子どもたち <生田和也>
第三章 女性の身体を見る視線 <秋好礼子>
第四章 時計を巡る一考察 <松尾裕美子>
第五章 『アメリカン・ノートブックス』再考 <青井格>
第三部 ホーソーンとゆかりの作家たち
第一章 ポー、ホーソーン、ダゲレオタイプ <伊藤詔子>
第二章 メルヴィルとホーソーン <大島由起子>
第三章 ディキンスン、フラー、ホーソーンの理解者としてのヒギンスン <大杉博昭>
第四章 『アスパン文章』とホーソーンの幽霊 <齋藤園子>
特別編
紙上シンポジウム 我らが創造主ナサニエル・ホーソーンを囲んで <乘口眞一郎>
あとがき 大杉博昭/乘口眞一郎